13年前に描かれた未来の侵略戦争と環境破壊【アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター】ネタバレあり感想

映画レビュー
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言わずと知れたジェームズ・キャメロン監督の大ヒット映画「アバター」。当時、同監督の「タイタニック」を抜き、11年ぶりに全世界歴代興行収入第1位を更新したという歴史的大ヒット映画だ。進化した3D映像で一新されて期間限定で映画館で公開されているということで、レーザーIMAX3Dで鑑賞していた。

13年前の作品だと思えない、迫力・臨場感満点の3Dの映像は、間違いなくここ10年以上、結局他の映画作品が追随できなかったということも納得した。ファンタジックな架空の星「ナヴィ」の世界やそこに住む巨大生物たちがあまりにも美しくて、「あー、私は今、映画を観ている」という多幸感に包まれた。普段、日常生活を送っていて「美しい」と感じることってあまりないので、やはりこの映画は格別なんだと思う。 ストーリー自体はエイリアン(他国、他民族)への武力による侵略、自然を破壊する愚かな人類、敵対する所属組織同士の男女の恋愛と王道で、正直言って特に珍しい展開はないが、昨今の世界情勢を思うと戦闘機を使った容赦ない侵略シーンはちょっと目を背けたくなるものもあった。そして13年前よりさらに悪化している環境問題を思うと、映画が終わってから2022年の現実世界に対して何とも言えない無力感を感じた。

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