この作品はノーマークだったが、知り合いの映画ライターさんが絶賛していたので観に行きました。 南沙良さんと大西流星さんの演技はとても良かったし、ほどよい不気味さの美術やお家のセットも細部までこだわっていて、伏線含めてもう一度見返したい映画だ。
タイトルの意味が分かるとぞっとする系のホラーで、勘のいい方なら鑑賞中に予想できる展開もあると思うが、展開が読めたとしても楽しめると思う。優しくて家族を愛している、がゆえにヤバすぎる奴になってしまった父親役の玉木宏さんがはまり役だ。(彼がここぞとベルを取り出す度に相席食堂ばりに「ちょっと待てぃ」と突っ込みたくなった。)
「なにわ男子」の大西流星さんが出演しているからか、観客の年齢層も若めだったが、エンドロール後、劇場がかなりざわついていて、皆でタイトルの意味の答え合わせをしていたのも何だか楽しい体験だった。ちなみに大西流星さんも演技がすごく上手で、改めてジャニーズ事務所の俳優さんは安定して演技のレベルがとても高いと感じた。
「クリーピー 偽りの隣人」やジョーダン・ピール作品が好きな方にはオススメだ。
※英語版のタイトル、「The Good Father」とのこと。映画を観たあとだと非常にぞっとするタイトルですね…。
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